今回はMGガンダムエクシアとMG GN-XジンクスにLEDユニットを組み込み、2体のジオラマ製作をしていきたいと思います。

エクシアには緑色、ジンクスには赤色発光のLEDユニットを使用し、発光状態を再現します。
電飾を組み込むことによって、キットの魅力を更に引き出すことができます。
合わせてベースも製作し、2体の戦闘シーンを再現していきたいと思います。

今回も楽しんで製作していきましょう!
 MG ガンダムエクシア 編
パッケージです。
※クリアパーツ同梱版は生産終了しております。
まずは仮組みで各部を組み立てていきましょう。
頭部、胸部完成画像
カメラ部や胸のパーツはクリアパーツで構成されています。
腕部完成画像
腰部完成画像 脚部完成画像
仮組みが完了した状態です。クリアパーツ、軟質パーツ等で、エクシアの特徴的なディティールが再現されています。
エクシアに使用するLEDユニット(緑)です。 まずはGNドライブにLEDユニットを2個組み込みます。 LEDユニットの発光状態です。
  発光状態のGNドライブを胸部に入れた状態です。
前面はクリアパーツ上に文字が、背面はGNドライブの発光部が浮かび上がりとても綺麗です。
ジオラマベースとの接続用に腰の下面に3mmの穴をピンバイスで開けておきます。 腰内部にも接続棒がずれないように、プラ板でガイドを設けておきます。 各パーツを400〜800番のペーパーで表面処理をしていきましょう。パーツによってペーパーやスポンジヤスリなどを使い分けると作業しやすいです。表面処理が終わったらサーフェイサーで下地処理をしておきます。
※サーフェイサーはラッカー系塗料です。ABS樹脂は割れる場合がありますので注意してください。
下地処理が終わったら塗装に入っていきましょう。
本体色白
※ABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
フレーム部 本体色青(画像左上)
本体色黄(画像右上)
本体色赤(画像左下)
「GNソード」シルバー部
「GNソード」グレー部
基本塗装が終了した状態です。  
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
本体色白 クールホワイト90%+MSホワイト10% フレーム部ニュートラルグレー90%+ジャーマングレー10%
本体色青 MSブルー70%+MSブルーZ系30%+スカイブルー少量 「GNソード」シルバー部 スーパーファインシルバー
本体色黄 黄橙色80%+MSイエロー20% 「GNソード」グレー部 ジャーマングレー80%+ニュートラルグレー20%
本体色赤 ハーマンレッド95%+クールホワイト5%    
※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
次にデカールを各部に貼っていきます。
キット付属のガンダムデカールやMGクアンタ用ガンダムデカール(水転写式、別売)のコーションマークを使用しました。
全体のバランスを確認しながら各所にコーションマークを貼っていきます。デカールはマークセッターでしっかり固定しておきましょう。
クリアパーツ、軟質パーツをマスキングしてから一旦つや消しでトップコートをしていきます。 GNドライブの発光状態にした状態です。
各部にブラック+グレーのエナメル塗料でウォッシングをしていきます。
塗料は【塗料1:溶剤3】の比率で薄めて使用します。溶剤は揮発性の高いペトロール(油彩用溶剤)を使用しました。
薄めた塗料を全体に塗り、綿棒等で拭き取っていきましょう。塗料をつけすぎるとパーツの隙間に塗料が入り込み、割れの原因になりますので慎重に塗っていきましょう。
ウォッシングが完了したら再度つや消しトップコートをしておきます。カラーシール、クリアパーツを付け、いよいよガンダムエクシアの完成です!
 MG ガンダムエクシア 完成
MGガンダムエクシアの完成画像です。 LEDユニットを点灯し、本体に装着した状態です。
胸部、背面の発光部が綺麗なアクセントとなり目を引く作品なりました。
頭部アップ画像です。 俯瞰画像です。
GNソード、GNシールドを装備。
キットは可動範囲も広く、様々なポージングが楽しめます。
アクションベース(別売)を使用すれば、可動範囲を活かし様々なポーズをとることもできます。飛行シーンなど劇中のイメージでディスプレイすることができます。
 MG GN-Xジンクス
パッケージです。 まずは仮組みで各部を組み立てていきましょう。
頭部、胸部、腰部完成画像
カメラ部や胸のパーツはクリアパーツで構成されています。
腕部完成画像
脚部完成画像 武装はGNビームライフル、GNシールドとGNビームサーベルも付属します。
仮組みが完了した状態です。ジンクスの特異なシルエットが見事に再現されています。
ジンクスに使用するLEDユニット(赤)です。 GNドライブΤタウにLEDユニットを2個組み込みます。 LEDユニットの発光状態です。
発光状態のGNドライブΤタウを胸部に入れた状態です。前面、背面のクリアパーツ越しに発光しているのが分かります。
ジオラマベースとの接続用に腰後面のバーニア部に3mmの穴をピンバイスで開けておきます。 各パーツを400〜800番のペーパーで表面処理をしていきましょう。パーツによってペーパーやスポンジヤスリなどを使い分けると作業しやすいです。
ジンクスにはリューター・デザインナイフで若干のダメージ表現を装甲エッジ部を中心に施しました。
表面処理が終わったらサーフェイサーで下地処理をしておきます。
※サーフェイサーはラッカー系塗料です。ABS樹脂は割れる場合がありますので注意してください。
下地処理が終わったら塗装に入っていきましょう。
フレーム部
※ABS樹脂パーツは塗料をつけると割れるおそれがあります。ご注意ください。
本体色白 本体色グレー
「GNビームライフル」グレー(濃)
「GNビームライフル」グレー(薄)
GNビームサーベルは根元にホワイトを吹き、発振状態を再現しました。 基本塗装が終了した状態です。
【使用カラー】GSIクレオス Mr.カラーを使用
フレーム ニュートラルグレー80%+ジャーマングレー20% 「GNビームライフル」グレー(濃)ジャーマングレー80%+ミッドナイトブルー15%+ニュートラルグレー5%
本体色白 クールホワイト85%+MSホワイト10%+ニュートラルグレー5% 「GNビームライフル」グレー(薄) ニュートラルグレー70%+MSホワイト30%
本体色グレー クールホワイト45%+ニュートラルグレー45%+ダークアース10%    
※ラッカー系塗料はABS樹脂が割れる場合がありますので注意してください。
GNドライブの発光状態にした状態です。 次にデカールを各部に貼っていきます。
ガンダムデカール機動戦士ガンダム00用3(水転写式、別売)のジンクス用コーションマークを使用しました。
全体のバランスを確認しながら各所にコーションマークを貼っていきます。デカールはマークセッターでしっかり固定しておきましょう。
クリアパーツをマスキングしてから一旦つや消しでトップコートをしていきます。
トップコートを吹いた状態です。 各部にブラック+グレーのエナメル塗料でウォッシングをしていきます。塗料は【塗料1:溶剤3】の比率で薄めて使用します。溶剤は揮発性の高いペトロール(油彩用溶剤)を使用しました。
薄めた塗料を全体に塗り、綿棒等で拭き取っていきましょう。塗料をつけすぎるとパーツの隙間に塗料が入り込み、割れの原因になりますので慎重に塗っていきましょう。予めダメージ表現を加えた部分には、やや強めに汚しを加えておきます。
ウォッシングが完了したら再度つや消しトップコートをしておきます。カラーシール、クリアパーツを付け、いよいよジンクスの完成です!
 MG GN-Xジンクス 完成
MG GN-Xジンクスの完成画像です。 LEDユニットを点灯し、本体に装着した状態です。
胸部、背面の赤い発光部が目を引くアクセントとなっています。
GNビームライフル、GNシールドを装備。
キットは可動範囲も広く、様々なポージングが楽しめます。
アクションベース(別売)を使用すれば、可動範囲を活かし様々なポーズをとることもできます。ジンクスの特異なシルエットが迫力の飛行シーンを演出します。
GNビームサーベルを装備。
 ジオラマベース編
2体を展示する宇宙空間のジオラマベースを製作していきましょう。まず幅250mm、奥行き200mmの木板を用意します。支柱を通す6mmの穴を左右に開けておきます。 6mm厚、50mm幅の木板で枠組みを作ります。 支柱は6mmと3mmのアクリル棒を使用します。6mm棒にピンバイスで差込口を彫り、3mm棒を差し込み接着します。今回はアクリル棒を使用しましたが、真鍮線等を使用してもいいでしょう。
ベースの地面は発泡スチロールを使用しました。枠組みより若干高い寸法のものを用意します。
ベースに支柱を立てた状態です。 予め支柱の差込口を設けたエクシア、ジンクスを配置してみます。2体の配置、ポージングを検討しておきましょう。 枠組みから出た上面をラッカー溶剤等で溶かし、地面を作っていきます。作業する際は換気をしっかり行い、マスク等を使用しましょう。
地面が出来たら支柱を通す穴も開けておきます。 地面はミラコンでテクスチャ表現を加え、グレーの水性スプレー塗料で塗装しました。同じく木の枠組みもニスを塗っておきます。  
エクシア、ジンクス共にベースとの配置、色合いを調整しながら作業を進めました。 配置確認後、支柱の高さを切り詰め最終調整しておきます。支柱の長さは200mm、300mmにしました。  
 完成したジオラマベース画像です。
完成したジオラマベース画像です。 MGガンダムエクシア、MGジンクスを配置した全景です。
高低差をつけジンクスを大胆な配置にすることにより、ダイナミックな構図のジオラマになりました。
LEDユニットにより発光状態となったGNドライブもジオラマの演出に大きく貢献しています。
今回は2体ともにポーズ固定にはしませんでした。ポージングを変えることにより、様々なシーンを演出することができます。エクシア、ジンクスというMGキット2体に加え、LEDユニット使用により迫力あるジオラマになりました。
 製作後記
今回はMGガンダムエクシア、MGジンクスの2体を題材に、LEDユニットでの発光状態再現を加え、ジオラマ形式で製作してみました。

緑、赤のLEDユニットによる電飾を加えることにより、綺麗なアクセントとなりキットの魅力を更に引き出すことができます。
無改造で組み込むことができるのも、LEDユニットの大きな魅力の一つです。

また、ジオラマベースは木板、発泡スチロール等身近な材料で製作してみました。
ベースを製作することで、キット単体の魅力とディスプレイの楽しさを感じることもできます。

LEDユニットは一味違う作品製作に手軽に挑戦することができます。皆様もお好きな機体でLEDユニットによる電飾を是非楽しんでみてください!

※ABS樹脂への塗装は、破損する恐れがありますので、ご注意ください。

▼この作例には以下のキットを使用しています

MG 1/100 ガンダムエクシア

MG 1/100 GN-X(ジンクス)
ガンプラ用LEDライトユニット2個セット(緑)
[画像無し]


ガンプラ用LEDライトユニット2個セット(赤)
[画像無し]
 今回使用したLEDユニット(緑)は店頭好評発売中、LEDユニット(赤)はホビーオンラインショップにて限定再販!

この商品のプレミアムバンダイでのお申し込みは現在受け付けておりません。再販の予定は未定です。